88歳が9歳ひ孫からヒット 4世代で野球/青森・鶴田で交流試合

鶴田町野球協会が12日に開催した学童選抜チームと還暦野球チームの交流試合の中で4世代が参加したエキシビションが行われ、会場を沸かせた。選手最年長の松山武志さん(88)は投手のひ孫・和聖(とあ)君(9)=鶴田小4年=からヒットを放ち、「これ以上ない幸せだ。これが引退試合。これからは観戦を中心に野球を楽しみます」と満面の笑みを浮かべた。
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 町営第2球場で行われた交流試合のエキシビションには、武志さんの息子の久志さん(63)と力さん(60)、力さんの息子で和聖君の父の良太さん(35)も出場した。投手の良太さんが打席に力さんを迎える親子対決も行われた。

 武志さんはバットを短く持ち、四球なしの特別ルールの下、球審の「優しい判定」も手伝って粘り強く打席に立ち、三遊間方向へボールを打ち返した。守備選手が交錯する間に一塁へ全力疾走し見事に出塁。久志さんに代走を託し、ダイヤモンドを後にした。

 65年ほど前、周囲の誘いもあって草野球チームに加入した武志さんは、主に二塁手として活躍。朝野球にも長年にわたって参加した。

 その背中を見て育った息子の力さんは「野球を始めたのは小学3、4年のころからかな。仕事終わりのおやじとよくやりました。冬でもキャッチボールをしましたよ」と振り返る。孫、ひ孫も自然と白球を追いかけるようになった。

 試合後、和聖君は「(武志さんは)年を取っているのにすごい。自分は100歳まで野球を続ける」と言葉に力を込めた。

 武志さんは「野球を通じてたくさんの仲間ができた。試合後にみんなで酒を飲みながら試合を振り返るのも楽しかった。野球をやっていいことばかりだった。スポーツっていいな」としみじみ語った。

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