生協の白石さん? 恋バナにも応じる工事現場の意見箱が「神対応」と話題に、担当者に聞く

横浜市の病院整備工事の現場に設置された「意見箱」がSNS上で話題となっています。工事とは無関係の意見が寄せられたにもかかわらず、一部ユーモアも交えて誠実に回答する姿勢について、「神対応」「生協の白石さんみたい」などと称賛する声が上がっています。関係者に話を聞きました。

【写真】意見箱と回答コーナー

「工事がうるさくて横浜FCが負けました」

 ユニークなやり取りが展開されているのは、横浜市神奈川区で進む横浜市立市民病院診療棟の建設現場です。戸田・松尾・馬淵建設共同企業体が建築工事を担当し、その一角には「意見箱」が設置され、自由に投函することができます。意見と回答は、箱のそばに掲示しています。

 4月下旬に寄せられた意見の一つは「今、好きな人がいます。告白しようか迷っています。この工事の音に背中を押されました。頑張ってみようと思います」という、工事とは全く関係のない内容。それでも回答では「今日も現場から声援を送っています。応援しています! 頑張ってください」とエールを送っています。

 現場が三ツ沢球技場に近いことから「工事がうるさくて横浜FCが負けました」という“八つ当たり”の投書もありましたが、回答では「J1、J2開催時はキックオフ2時間前には工事を終了し、現場退場するよう徹底しております。また、J1、J2開催が昼間の場合は、現場を全休日としております」と、因果関係を冷静に否定しています。

 大学生協職員と学生の「ひとことカード」におけるユニークなやり取りが話題となり、書籍化もされた「生協の白石さん」を思い出す人もいたようですが、この工事現場では、誰が回答を考えているのでしょうか。共同企業体の工務担当者に聞きました。

Q.回答は誰が書いているのですか。

担当者「私ども(共同企業体)と、設計・工事監理の佐藤総合計画(東京)さん、横浜市さんの各現場担当者が相談して回答しています。内容によって回答者は違います」

Q.工事と全く関係ない投書にもきちんと答えていますね。

担当者「『質問や意見にはできる限り真摯(しんし)に答えよう』と3者で確認したからです。明らかないたずらでない限り、答えるようにしています」

Q.「今、好きな人がいます」に関しては、意見も回答もユニークですね。

担当者「現場にユニークな部下がいまして、回答を書かせてみたら、横浜市さんからも『いいね!』と言われて掲載しました」

Q.反応はいかがですか。

担当者「意見箱への投書は増えています。もちろん、再整備工事に関する意見が多いです。完成後のバス路線のことや樹木の伐採のことなどです。『樹木が伐採されて悲しい』という意見には、極力移植をしていることや、病院整備後は以前より多く植樹する旨を回答しました」

Q.意見箱の設置と回答は今後も続けるのですか。

担当者「続けます。ただし、工事と関係のないものについては、あまりエスカレートするといけないので、『工事に対するご意見のみ掲示させて頂く事にしました』という文言を追加しました。意見箱は、ご迷惑をおかけしている近隣の皆さんや、病院を利用する人たちの声をお聞きするために設置しています。その趣旨をご理解いただければと思います」

この記事はヤフで取りました

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180607-00015656-otonans-soci

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